「さわやかフォーラムin 神戸青年会議所」
~次世代のひとを考え 神戸の未来を問う~
知事との懇談会にて
去る平成17年10月20日(木)、神戸メリケンパークオリエンタルホテル瑞天の間にて兵庫県知事、井戸敏三知事との懇談会が行われ、神戸青年会議所アカデミー総務委員会、晴香堂針灸院の齋藤晴香氏が少子化対策について井戸敏三知事に医療サイドから見た現状と具体的な提案について意見を述べました。
(意見全文)
現在、10組に1組、結婚したカップルの約10%が不妊であると言われている。不妊とは、避妊等していない夫婦に2年以上子どもが出来ない場合、と定義されている。

そこで、ズバリ提案!。例ではあるが、神戸市は70歳以上に鍼灸治療割引券を発行している。その20代~40代の不妊カップル版として鍼灸治療助成券を発行してはどうか。


理由→西洋医学的な不妊治療も確実ではない。治療費も高額である。
また、最近は、妊娠しても流産する確率が高くなってきている。

現状として、病院での治療や薬でよくならなかった方、また人工授精や体外受精の経験者が、最後の駆け込み寺として針灸院に来院する場合が多い。精神的な不安やストレスを取り除き、体全体のコンディションを良くする鍼灸治療は、不妊治療にも効果がある。もっと最初から針灸院に来ていたら、不妊治療に対する鍼灸治療の効果はより高くなるし、早く良い結果に結びつくと思われる。
人工授精や体外受精等の技術発展はめざましくとも、本人の身体に力が無いと中々成功しない。そういった点でも東洋医学の鍼灸治療は、赤ちゃんができる身体づくりの準備が出来るし、男性側のトラブルにも「元気」を出せる「ツボ」がある。さすがは東洋医学4000年の歴史!!(一同、笑)
また、おまけではあるが、最近の鍼灸学術大会では、「鍼と灸を組み合わせることで、男女の産み分けも期待できるということも報告された。しかも発表者は神戸在住である。
井戸知事は県民だよりの何月号かで、「兵庫県は昔から問題がいろいろと多いが、兵庫県が諸問題に対策を講じ、日本全体に発信するのである」という内容を示されていた。是非、具体的な少子化対策としての鍼灸治療助成も検討して頂きたい。
ちなみに、西洋医学と鍼灸治療の治療費を比較すると、疾患によっては、鍼灸治療の方が効果が高く、費用は西洋医療の10分の1以下という報告もあるので税金の無駄遣いも防げると思われる。

(井戸敏三知事の生回答要旨)
神戸市70歳以上の高齢者に鍼灸治療の助成券が出ていることは存じませんでした。
(※自治体にもよるが、神戸市では70歳以上の高齢者に1枚1000円、4枚つづり/年の鍼灸マッサージ助成券が発行されている)
東洋医学、鍼灸治療というのは対症療法ではなく、体全体を診て、自然治癒力を大事にしたトータルな医療であるというのを聞いたことがあります。前向きに検討していきたいと思います。

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